目次
はじめに
Notionのリレーションデータベース(DB)機能は、異なるDBを連携させることで情報管理を効率化できる強力なツールです。この記事では、CRMと配送管理のDBを例に、リレーションDBの設定方法と活用法を徹底解説します。
用意するデータベース
今回は以下の2つのDBを使用します:
1.CRM(顧客管理)DB
- A: 100
- B: 101
- C: 102
2.配送管理DB
- A: 10/1
- B: 10/2
- C: 10/3
リレーションDBの設定手順
Step 1: データベースの作成
- Notionページで「/tableview」と入力し、フルページデータベースを選択
- CRM DBと配送管理DBをそれぞれ作成
- 各DBに上記のデータを入力
もしくは、テーブル→データベースに変換することも可能です。
Step 2: リレーションプロパティの追加
- CRMのDBを開く
- 「プロパティを追加」をクリック
- プロパティタイプから「リレーション」を選択
- 関連付けるデータベースとして「配送管理」を選択
- プロパティ名を「配送日」などわかりやすい名前に設定
Step 3: データの関連付け
- CRM DBのレコードで、新しく追加した「配送管理列」をクリック
- ドロップダウンメニューから対応するCRMのレコードを選択
- A を選択
- B を選択
- C を選択
番外編
以下のロールアップで、CRMのデータベースに配送日を表示させることも可能です。
やり方は以下を参照👇️
リレーションDBの活用方法
1. クロスデータベース参照
- 配送管理DBから直接CRMの情報を参照可能
- 例:配送先住所や連絡先を配送管理DB上で確認
2. 逆リレーション
- CRM DBに自動的に「配送管理(逆リレーション)」列が追加される
- 各顧客に関連する配送情報を CRM DB 側から確認可能
3. ロールアップ機能の活用
- 配送管理DBに「配送回数」などのロールアッププロパティを追加
- CRM DBの各顧客の配送回数を自動集計
4. フィルタリングとソート
- リレーションプロパティを使ってデータをフィルタリング
- 例:特定の顧客の配送情報のみを表示
5. ビューの作成
- リレーションを活用したカスタムビューを作成
- 例:顧客ごとの配送履歴カレンダービュー
応用例:ビジネスインサイトの獲得
- 顧客ごとの配送頻度分析
- 地域別の配送傾向の可視化
- 顧客の注文パターンと配送時期の相関関係の分析
まとめ
NotionのリレーションDB機能を活用することで、以下のメリットが得られます:
- データの一元管理と重複入力の削減
- 情報の関連性の可視化
- 複雑なデータ分析の簡易化
この機能を使いこなすことで、あなたのデータ管理スキルは飛躍的に向上するでしょう。ぜひ、自分のプロジェクトや業務に合わせてカスタマイズし、Notionを最大限に活用してください!
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